★ 高力率運転実現
我国の電力事情は、夏場などの電気使用量ピーク時に、電力不足が懸念されています。
各電力会社では、大口需要事業所や大型の仮設工事作業所等に対して、膨大な無効電力の発生(遅れ、進み)を抑えた、高力率での運用をお願いしています。
「SELVAC」は、事業所の力率を常に100%近くで維持する事が出来ます。
さらに、力率割引を受けられる最適な設備です。
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電気基本料金は、力率遅れ85%を上回れば割引が受けられます。(下回れば、割増となります。)
一般的なの力率改善装置では、5分単位等の遅い制御速度となっています。
力率割引・割増制度に関る力率決定方法が変わりました。従来は、最大負荷時に測定した力率を基準としていましたが、現在は1ヶ月間の積算有効電力量と積算無効電力量から、平均力率を算出する方法に変わっています。
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★ フリッカを抑制
フリッカ現象とは、大口需要事業所や大型の仮設工事作業所等の影響により電力会社の配電線の電圧が変動して、一般の需要家内でテレビや電灯がちらつくことです。
一般需要家にパソコンやコンピュータ内蔵機器が普及して参りましたので、パソコンのデータ消滅やリセット、オンラインシステムの誤動作等が懸念されます。
「SELVAC」は、高速で力率を改善する事でフリッカ現象の抑制を行います。
フリッカ現象発生の恐れのある機器の近くに設置する事で、大幅に電圧変動を抑制する事が出来ます。
★ フェランチ現象を防止
フェランチ現象は、受電設備内に固定的に設置した力率改善用コンデンサによる過剰な進み力率の影響で、電力会社の配電線の電圧を上昇させる現象です。
フェランチ現象による問題は、異常な電圧上昇により一般需要家の電気製品の寿命を縮め、故障の原因となります。
「SELVAC」は、高力率を維持する働きで、フェランチ現象の防止が出来ます。
★ 高調波を抑制
通産省・資源エネルギー庁により、1994年10月30日配布の「高調波ガイドラインにより、
事業所から電力会社の配電線路への流出量の上限が規制されています。
「SELVAC」は、直列リアクトルを内蔵していることで、高調波LCフィルタと同等の高調波抑制が出来ます。
★ 負荷機器の始動補償
モータ等は、始動時の特性(力率30%)が悪く、大量の皮相電力を発生させます。
始動する際に発生する大きな皮相電力の影響で電圧降下を発生させ、モータが始動出来ない場合や他の運転中の負荷設備が停止する等の様々な問題を引き起こします。
「SELVAC」は、高速で力率を改善する事で皮相電力を抑え、電圧降下を最小限としモータの始動を補償します。
★ 受電容量不足を解消
地方や山間部等の大電力を使用する受電申請をすると、電力会社の配電線の容量が少なく
十分な電力供給が受けられない場合や電力使用量(KVA)を制限される場合があります。
「SELVAC」は、力率を100%に維持する事で電力量を最小限とし、
電力供給を受ける事を可能にする場合があります。